会長挨拶

 
40年来の友人である日下部 治 前会長の後任として、IPA会長に就任することを大変光栄に思います。はじめに、4年もの歳月の間、リーダーシップを発揮しIPAに多大な貢献をされた日下部前会長に感謝の意を申し上げます。日下部前会長の行動力、熱意、豊かな人脈や知識により、今日のIPAが形成されたと言っても過言ではありません。日下部前会長の尽力により、IPAの会員は全世界で600名を超える規模となりました。2018年には、初めてとなる国際会議「圧入工学に関する国際会議(ICPE2018)」を高知県にて開催し、国際地盤工学会の会長及び事務局長らが臨席される中、同国際会議を成功に導きました。同国際会議には、日本国内はもとより、世界中のエンジニア、学術関係者、研究者らが一堂に会しました。IPA理事会においては、南北アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパから新たな理事を招き、IPA理事会の組織運営の強化に貢献されました。また研究活動に関しても、世界中から技術委員会の委員を招き、新たなテーマの研究を進めるべく次々と技術委員会を創設されるなど、精力的に日々その活動を推進されております。また最後に、その舞台裏で大きな貢献を果たしている国際圧入学会事務局に対しても感謝の意を申し上げます。

IPA会長としての私の目標は、日下部前会長が長年にわたり尽力された、IPAの国際的な組織運営と活動展開、そして、世界各国における圧入技術、中でもジャイロパイラーの標準的な工法としての普及を更に強固なものとすることです。残念ながら、現在多くの国々がCOVID-19による危機との戦いを強いられております。当学会においては、台北(台湾)及びジャカルタ(インドネシア)で開催を予定していた海外セミナーを延期することとなり、また、本年度のIPA理事会に関しても従来の対面形式ではなく、メールによる通信形式での実施となりました。この非常事態が間もなく終息、もしくは沈静化に向かうとしても、ソーシャル・ディスタンス等の対策や移動制限により、少なくとも2020年内にかけては、世界が元の姿に戻ることはないでしょう。この状況により、私が掲げる目標を達成することは厳しく困難なものとなっています。世界規模での環境の変化に伴い、IPAの技術委員会やイベントの運用についても見直しが必要となっています。特に、2021年6月に開催を予定している第二回目となる国際会議「圧入工学に関する国際会議(ICPE2021)」おいては、組織運営の在り方そのものの見直しが急務となっています。次回の国際会議の成功に向け、組織委員会と力を合わせ、引き続き準備を進めて参ります。この渦中においても、私は徐々にでも、IPAが国際的にその活動の幅を広げてゆけることを確信しています。

専任理事として引きつく日下部前会長がIPAの活動に携わってくださることを非常にうれしく思っております。日下部前会長の豊富な経験と深い献身により、IPAの更なる成長段階に向けた目標の達成と、人類に発展と恩恵をもたらす圧入工法を広く世界に普及させることができると確信を持っております。
          

             国際圧入学会(IPA)
       会長 Chun Fai Leung
 






 
 
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