会長挨拶
このたび、国際圧入学会(IPA)の会長に就任し、大変光栄であるとともに、その責任の重さを深く感じています。前会長であるChun Fai Leung教授には心から感謝申し上げます。Leung教授の卓越したリーダーシップとIPAへの多大なご貢献により、私たちの組織は大きな成長と成果を遂げ、今後のさらなる発展に向けた確固たる基盤が築かれました。
今後も、私たちの使命は変わらず、実務者、発注者、研究者による産・官・学の国際的な協力を通じて圧入工学を発展させ、環境に配慮した建設を促進し、社会の発展に寄与していく必要があります。私たちは、圧入工学におけるコラボレーションとイノベーションを重視し、国際的なネットワークの拡大を強力に推進していきます。このようなアプローチは、私たちの活動範囲を広げるだけでなく、私たちの研究成果の実社会への応用を促進することにつながります。
新会長としての私の主な目標のひとつは、世界的なネットワークを強化・拡大することです。会員間の緊密な結びつきを促進し、国境を越えた協力を促進することで、圧入工学の発展と応用を新たな高みへと引き上げることができます。これには、会員の拡大だけでなく、技術委員会の取り組みや活動範囲の拡大も含まれます。
さらに、圧入工学に関心のあるさまざまな分野の技術者や学識経験者による委員会やワーキンググループを立ち上げ、圧入工学の先進的な研究活動を推進していきます。社会実装に寄与するプロジェクトに重点を置き、実社会の課題に対処し、世界中の地域社会の生活の質を向上させる解決策の提供に努めます。
今後開催される圧入工学に関連する国際会議、シンポジウム、講演会、セミナーなどは、私たちの活動の進展や成果を示し、より多くの参加者と情報を共有するための重要なプラットフォームとなります。現在の世界情勢がもたらす課題に対して、私たちは柔軟に対応し、その勢いを維持するための革新的な方法を見出し続けています。
この取り組みを支えるためには、引き続き理事会の一員として貴重な支援を提供してくださるLeung教授の存在が不可欠です。彼の豊富な経験と揺るぎない熱意は、私たちが直面する課題を乗り越え、前進するために非常に重要です。
会員の皆様のご支援と積極的なご参加により、私たちは目標を達成し、より良い社会のために圧入工学を発展させ続けることができると確信しています。共に意欲を新たにし高い志をもって前進していきましょう。
皆様のご支援に心から感謝いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
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Kenneth Gavin
国際圧入学会(IPA)会長
デルフト工科大学 教授